【新型コロナ共存時代の世界と日本経済の今】
まなび、かく。がミライを変える。今日も学びをアウトプットしていきます。
【新型コロナ共存時代の世界と日本経済の今(田中秀臣の経済ニュース)】をオンラインで受講しました。
講師:田中秀臣さん(経済学者)
<学びメモ>
日本の補正予算案の総額は妥当?
- 結論から言えば妥当と言える。
- 投資は景気変動の水準となる。今回投資の見通しを立てられない(アンケートにも回答できない)企業が多い。つまり不確実性が高い。
- 不確実だから、政策の柔軟性が大事。後から修正、付け足しでも良いから、柔軟な政策が大事。
- C-19にともなう経済凍結で、日本は55兆円ロスした。これは経済をうまく凍結させるためのコストと言える。
- それに対し、
- 第一次補正予算案:26兆円
- 第二次補正予算案:32兆円
- 計58兆円の補正予算案を打ち出しているので、対策金額としては合格点。
コロナバブルはなぜ起きている?
- 実体経済が落ち込んでいるのに株価が上がる「コロナバブル」はなぜ発生?
- 不況と凍結の違い。リーマンの時は不況が続き経済(株価)がガタ落ちし万病の元となっていった。一方今回コロナによる経済凍結は、健康体なのに意図的に需要を押さえた。つまり経済活動を強制的に止めた。健康体のまま凍結した。そこが大きな違い。(ただし日本は昨秋の増税で風邪ひいた状態で凍結したような感じ)
- 投資家の恐怖指数は3/16:82.69ポイントで史上最高値。
- 日経平均株価は3/19:16,000円で底値。
- そこから凍結を解凍するに従い上昇傾向にあり、コロナバブルと言える状態になっている。
コロナ禍の安全国ランキング?
- Forbesの選ぶコロナ安全国ランキングで日本5位、アメリカ58位。経済政策、感染症対策など総合的に判断されたランキング。日本は思いのほかうまくいっていると客観的に判断される。
- アメリカの受けている打撃は、貿易相手国としての日本へも影響してくる。
<思ったこと>
- 不況と凍結は別物として分けて考える重要性を学んだ。
- 凍結を解凍する方法を間違えると不況になる。解凍方法が重要。
- ランキングは興味深いが、あくまで断面的な情報だと思う。コロナ禍は継続中で長期視点で判断していく必要あり。