【フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか】
今日は【フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか】についてオンライン受講しました。
講師:堀内 都喜子さん(ライター)
幸福度世界ナンバー1といわれるフィンランド。
駐日フィンランド大使館勤務でライターの
堀内さん自ら、同タイトル著書の解説。
日本が学ぶべき価値観、
日本人にかけている考え方が
ちりばめられていた。
一度立ち止まって、
フィンランドの良い部分を
じっくり学んでみることも
大事だと思う。
<学びメモ>
- 社会保障
社会保障が充実。
教育・医療など無料。
セーフティネットがしっかり引かれているので、
若者がチャレンジする後押しにもなっている。
目標にチャレンジする前向きな転職も多く、
有能な人ほど転職する。
起業ブームが起きており、
テクノロジーとアイディアを駆使したIT産業が活発。
社会保障は税金が支えているが、
税を払うことへの満足度が80%超え。
国の制度がある程度自分で望んだとおりになっていることへの
満足度ともいえる。
- 女性の社会進出
女性の社会進出が非常に進んでいる。
首相は34歳女性。
5党の連立政権だが、5党党首全員女性。
議員の約半数が女性。
内閣も半数以上女性。
人口550万人と少なく、
男女関係なく納税することで成り立っている。
政治にも男女や年齢関係なく、
フラットに登用していく傾向。
フィンランドにとってごく自然なことで、
特にすごいことと自認はしていない。
- 仕事・働き方
仕事も生産性へこだわり、
プライベートもしっかり充実。
ムダを減らし、
生産性を高め、
就業時間内に納めていく努力を、
各人が行っている。
もともと在宅ワーク率が3割超えと高い。
コロナ禍でさらに在宅ワーク率が増加し、
多くが「生産性アップ」を実感。
(日本人の多くは生産性ダウンを実感)
「プライベートを楽しむ権利」
を会社も後押しして、
しっかり行使していく考え方。
- 文化・プライベート
サウナは日本の風呂釜のように、
どの家庭にもある。
サウナでの「裸の付き合い」で
人間関係を深めていく文化もある。
森・湖が多い。
フィンランド人は自然の中が大好き。
セカンドハウスを湖畔に持つなど、
アウトドアライフも楽しんでいる。
夏は長期休暇を自然の中で取り、
家族との時間を楽しむ。
<意見・考え>
プライベートを楽しむ権利を大切にすること、
これはアメリカにも言えること。
だが社会保障の充実と、そのことに
多くの人たちが満足し、納税の満足度が高いことが
良いなと思った。
国民の求めていることを政治にしっかり反映し、
それを実現する、という
ある種「あたりまえ」なことがなされている国なのかな。
国の政策が、
「一人一人の幸福」にしっかり焦点が当てられている気がする。
そのことで国民の幸福度は保たれ、
年齢・性別問わずも積極的なチャレンジも促進できている。
好スパイラルに入っている印象。
もちろん課題はあるだろうが、
根底にある考え方や価値観は、
日本も大いに学ぶべきだと思う。
日本社会でがちがちに頭が固まってしまうと
もはや理解できないのかも。
「おとぎ話」で終わらせるのではなく、
「フィンランド移住」も選択肢に入れてみようかな??