まなび、かく、ブログ。

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幼児のスポーツの才能を開花させる超シンプルなサイクル

 『楽しい→褒められる→成功体験→上達せずにはいられない』

 

門下生

『5歳の息子をサッカースクールに通わせて2か月。楽しいか?と聞くと決まって、楽しい、と返ってくるのですが、その表情はどこかうつろで』

 

師範

『心底楽しめていない、が本音だな』

 

門下生

『スクールの中で行うミニゲームでは、体の大きな子たちに圧倒され気味で、ボールに1回も触れないなんてこともあります。それじゃあ楽しくないのは当然ですよね』

 

師範

『当然だ』

 

門下生

『もう少し技術が身につけば変わってくるかと思い、週末に私と2人で公園で練習したりしています。その時はとても楽しそうなんです』

 

師範

『サッカー自体が好きじゃない、というわけではなさそうだな』

 

門下生

『そう思います。家の中でもサッカーをしたがりますし、Youtubeでもサッカーの動画を見たがるほどです』

 

師範

『。。。。それなら、まだ間に合う。今のスクールは辞めなさい』

 

門下生

『・・・!!師範!!話を聞いていましたか?息子はサッカーが好きなんですよ?!』

 

師範

『もっと詳しく言えば、今のグレードでの参加は辞めなさい、ということだ。グレードつまり学年を1つ落とすなり、もう少しレベルの低いチームに転籍するなり、まず好きなサッカーを好きでい続けられる環境に身を置かせることが大事なんだ』

 

『スポーツでも勉強でもそうだが、幼児期にはそれを楽しい、と心底思える環境こそが才能を開花させる土壌となる。ゲームの中でたくさんボールに触れる、ゴールを決める、そのような成功体験を重ねることで、少しずつ自信が育まれ、楽しさは雪だるま式に増えていくに違いない。そうなれば、もう上達せずにはいられない』

 

門下生

『なるほど・・・技術を身に着ける、とかそんな事よりも、まずは、好きという気持ちを摘み取ってしまわないことが大事なのですね』

 

師範

『その通りだ。幼児に、スポーツの技術や身体能力の面で大差はないものだ。上達の要因は、心底楽しんで取り組めているかどうか、が50%は占めるだろう』

 

門下生

『残りの50%は・・・?』

 

師範

『親が褒めてやることだよ。子供は誰しも、親に認めてもらいたい、褒めてもらいたい、という強い強い衝動を持っている。成功した時に、少々大げさなぐらいに喜んでみせることで、次に成功する確率はより高まっていくものだ。成功体験が積み重なるほどに、社会に出ていくための自信も備わっていくのだ』

 

門下生

『なるほど・・スポーツを入り口に、社会へ出ていくための自信も備わるのですね』

 

師範

『幼児にスポーツを経験させる意義はそこにある』

 

門下生

『ありがとうございます!早速実行に移します!』

 

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子育てや幼児教育を経験されている方は、実に納得のいく記事なのではないでしょうか?

筆者も2児の父親として、日々子育てに向き合っていますが、その中での実体験をもとに書いた記事です。

子供は誰でも、本当に素直です。

自信を持つことが出来れば、見違えるようにメキメキ上達していくものです。

その自信を育むプロセスを、最優先すべきだと思うのです。

そのサイクルは、『楽しい→褒められる→成功体験→上達せずにはいられない』です。

決して、逆はできないものです。

 

大人になっても、一緒ですかね??(笑)