まなび、かく、ブログ。

まなぶことは、生きること。

息子6歳、アメリカで日本語補習学校の幼稚部を『卒業』

今週のお題「卒業」

 

我が家の長男6歳が、今週の土曜日に、日本語補習学校の幼稚部を卒業する。

 

私が転勤でアメリカ南部の田舎町へ赴任し3年半。私より3か月遅れて飛んできた妻、長男、長女は、3年3か月の現地生活になる。

 

さて今日はその長男の話。

飛んできたのが3歳の時で、今は6歳。

人生の半分はアメリカ暮らしということになる。

(その前には中国で半年間暮らした経験もあるので、何ともグローバルな息子である)

 

3年も経てばそう、

『幼児』が『少年』になり、

『はろー』が『Hello!』になり、

『内気で物静かな子』が『アウトゴーイングでお調子者』になった。

 

どこも広々としてて、どこものんびりしてて、

とってもフレンドリーな人たちだらけの環境の中で、

 

息子はとにかく、元気いっぱいに育っているわけである。

(もうそれだけで、ハナマル!!)

 

現地のチャーチ(教会運営の、保育所)、キンダー(市営の幼稚園)、と

進み、ローカルの子供たちに囲まれながら、

日々学び、走り、遊んでいる。

 

平日の現地キンダーと並行して、今年の年初1月から登校を始めたのが、

冒頭の『日本語補習学校 幼稚部』だ。

これは毎週土曜日午前中限定の、ずばり日本人学校(の幼稚部)。

 

周辺地区の日本人の子供たちが集まり、

日本人の先生のもと、

日本語限定で、

『日本の小学校に入る準備』

を行うような、そんな場所だ。

(全員で、20名ほどの子供たちが通っている)

 

義務教育というわけではないし、

社会での認知度は、

きっと決して高くはないけれど、

そんな環境で、

一生懸命に学んでいる元気な子供たちの存在がある。

 

あいうえおの読み書き、

日本の定番えほんの読み聞かせ、

歌の練習、

日本の文化にちなんだ、図工など・・・

 

日本では何も特別なことはないこんな授業内容だけど、

何か特別なことのようにも感じられる。

 

最初は大人しめだった息子も

徐々に本領発揮という感じで、

楽しんで通ってくれたようだ。

 

毎週土曜早朝から片道1時間のドライブ。

多少のしんどさもありながらも、

なんだかんだ楽しく2か月登校してきた。

 

2か月だけで、もう卒業!?

 

そう、こんなにも短いんです。

でも、卒業は卒業。一つの立派な卒業。

しっかりお祝いをしてあげたい、

そう思います。

 

2か月間、

初めて、こんなに日本人に囲まれた環境で、

日本的なおこないが期待される環境で、

日本人の先生のもとで、

 

よく、頑張ってきたよね。

日本に帰国して、転校生として入る小学校でも、

 

『きっとやっていける』

 

世界中にいる、

日本人学校の生徒さん、

幼稚部の生徒さん、

その親御さん、

 

今年は特に、

一様に表現出来ない大変さを抱えながらの

卒業シーズンとなりましたね。

 

それでも子供たちは逞しい。

逞しさは、未来そのもの。

その逞しさに、

『おめでとうございます』