【アメリカでインフル感染】発症から回復までの全記録
私自身が身をもって体験したほやほやの実体験。
2020年冬の今シーズン、アメリカ全土で異例の猛威を振るい続けている忌まわしきインフルエンザに、アメリカ在住の筆者が、ずばり現地で感染してしまい、
感染から回復までの一部始終を時系列で、
症状・感想などをつづっています。
この生の記録が何らかの参考になってくれれば、幸いです。
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火曜日の夜に少し微熱を感じ、
水曜の早朝に微熱、咳、だるさを感じたので、欠勤.。
その午前中にぐんぐん熱が上がった。
夜の時点で38.5度ぐらいまで上がった。
異常な寒気と倦怠感から、1歩も外出したくない(体が動かない)思いが強く、
その日は病院にかかることもせず。
もっとも、インフルは発症から24時間は、正確な検査結果が出ない、というネット記事も確認し、水曜はとにかく家で寝て、回復に努めた。
その間ずっと、頭が妙に痛かった。
普段から片頭痛があるような体質ではない。
頭と言っても、目の奥とこめかみの奥が重なるような、少し頭の低くて深い部分が、異常に痛かった。もはやすべての気力を奪うような高熱とだるさと頭痛。
寝ていながらもうなされ続け、ひどく辛い、浅い眠りで夜を越えた。
木曜日、昨日のひどい状態が全く快方へ行かない。
あれだけ寝たのに(体を横たえたのに)。絶望感が走る。
ひどい寒気。熱は39.0度ぐらいを行ったり来たりで、
下がる気配がない。不安が募る。コロナだろうか・・・
でもそんな不安もおぼろげにしか感じられないほど、意識がもうろうとしている。
とにかく今日一日、ゆっくり休むんだと。
おぼろげな意識が、何も考えず休めと、発令している。
インフルの検査を受けに会社のクリニックへ行った。嫁さんが車で送ってくれた。
あまりにもありがたかった。
出かけるときも、熱は39度レベル。悪寒が尋常でなかった。何枚着込んでも何も変わらない、という状態。結局5枚のジャケットとダウンコートを重ね着して行ったが、
それでも震えるほど寒く感じた。外気は15度ぐらいあったにも関わらず、だ。
クリニックで検査を受け、診断結果は『A型、陽性』。
まさに今年全米で猛威を振るい、1.8万人(アメリカCDCデータ、2/22/2020時点)もの死者を出している超恐ろしいインフル感染が、診断された。
覚悟はしていたものの、怖さはあった。
同時に、『コロナの疑いあり』とかその手の診断はなく安堵もした。
インフルの薬も出されたし、とにかくドクターの言う通り、薬を飲んで、ひたすら休もう。という方針が固まっただけ、良かった。
その後は自宅の隔離された一室で眠る、食べる、薬を飲む・・・
これを繰り返した。
もう日頃の睡眠負債は全額返済し、もはや日中に寝ることは不可能な体になっていたが、それでも安静にして回復を待った。
金曜夜、薬も飲んで5時間ほど眠って(その時明け方の3時ぐらいだったか)体温を測る。なんと39.4度。
『絶望感』それを確かに感じた。丸3日、丸3日も休み続けて、今日はインフルの薬も飲んで寝ている。なのに熱が下がらない!例の頭痛も妙に形を変えて続いている。
異常な悪寒だ。この状態は人を『絶望的』な気分にさせるのに十分な破壊力を持っていた。
ああ・・・・辛すぎる・・・・あまりにもしんどい。
今年のアメリカのインフル・・・・ル・・・ル・・
また数時間経っていた。
起きた瞬間にすぐに感じた。体の軽さ。
倦怠感がいくぶんか抜けて、軽さを感じる。動ける。立てる。
汗をかいていた。
体温を測る。36.9度。うしゃ!!!思わずガッツポーズだ。
明け方の絶望感から一転、その後3時間ほどの熟睡を経て、
ここ4日ぶりだろう、36土台の結果を見たとき、涙が出そうになった。
辛かった、でも終わった。熱が引けば、一気にやれることの幅が広がる気がした。
そうして金曜日、土曜日、日曜日と3日間、
無理せず過ごして、その間熱が上がることはなかった。
翌月曜日からは会社へ復帰することができた。
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書いてきたように、今回異常な高熱と、その状態が長続きしてしまったことが本当に辛かった。あらゆる気力を奪いつくす高熱状態。本当に恐ろしいと思った。
また頭の奥の異様な頭痛。これも高熱と同時に襲ってきて、辛さを倍増させた。
同じ型でも、症状はいろいろなのだろうか。
当然『私の場合は』という前提ではあるが、
猛威を振るうアメリカのインフルにて本気で絶望的辛さを味わう、という
体を張った体験をしたため、日本語で記録を残してみました。
看病全般にたくさんの貢献をしてくれました家内は、神に見えました。
本当に、本当に、ありがたかった!!!!!