まなび、かく、ブログ。

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年間数万円で持てる「私の別荘」?

今週のお題「わたしの部屋」

 

轡田隆史さんの著書『「考える力」をつける本』(三笠書房)で

とても面白い考え方が紹介されていました。

 

お気に入りの宿の常連になり、

そこを「私の別荘」と考えるのだそう。

 

年に1,2回、リラックスするために訪れ、

また日常へ戻っていく。

 

年に1、2回の利用だから年間数万円しかかからない。

本当の別荘とは違い、メンテナンスや清掃などを

自分でする必要もないし、

 

そもそも「お気に入り」なのだから、

気分よくなるために訪れ、

いつでも期待通りの満足を得て、帰路へつく。

 

轡田さんが紹介していたのは、

温泉とワイナリーがセットになったような施設だそうで、

数日間、

温泉とワインを心行くまで堪能できる、

まさに自分にとっての最高の別荘なのだそう。

 

ああ、この考え方

面白いな、すてきだな、と思います。

 

 

「ミニマリスト」ということばを

だいぶ耳にするようになりましたね。

 

「シェアリング」もそうですね。

 

「もの」を所有することに対する

考え方そのものが、時代とともに

大きく変わっていっているように感じます。

 

たくさんのものに囲まれて過ごすよりも、

本当に「必要なもの」「ときめくもの」だけを

所有し、

 

そうでないものは、不要に持たない。

いるときに分け合う。借りる。シェアする。

 

身の回りはシンプルになり、

感性は研ぎ澄まされ、

支出の面でもスマートになっていく。

 

必要なものだけに投資していくことになるので、

結果、自分にとって「重要なこと」にフォーカスできる。

とても理にかなった考え方ですよね。

 

 

コロナのパンデミックで混乱するアメリカ市場においても、

「Essential=基幹産業」

つまり医療関連施設、薬局、食品、物流などは

稼働を継続しています。

 

「必要不可欠なもの」に社会がフォーカスしているんですね。

 

Essential以外が稼働していないことは

さみしいことでもあるし、

一刻も早く稼働してほしいと心から思うけれども、

 

一方でEssential=本当に必要不可欠なものって、

意外に多くはないんだな。

シンプルで「重要なこと」にフォーカスする生活も

悪くはないなって、考えたりしています。

 

個人レベルでも、

家族と過ごす時間、

健康な体、

ふつうの食事、

重要な「自分がやるべき」仕事、

寝る前の読書の時間、

などなど・・・

 

あなたは、

あなたのEssentialに、集中していますか?

 

あなたにとっての、

Essentialとは?