まなび、かく、ブログ。

まなぶことは、生きること。

父親諸君!育児に『参加』するな!?

『育児に《参加》する等という妙な意識から脱却すること。奥さんを精神的・肉体的に安定させるために、自分自信の行動を選択しよう』

 

師範

『日焼けしたようだな』

 

門下生

『ええ、先週末ゴルフへ行きまして。いやあ、天気も良く最高でした!

 

・・はあ、でも嫁がご機嫌ナナメで。

週末ぐらいはもっと助けて欲しいって言うんです』

 

師範

『・・・・

確かお子さんは3歳と1歳だったな?』

 

門下生

『そうです。

ゴルフの回数も子供が産まれる前よりも控えめにしているつもりだし、

良いシーズンになってきたので、

何とか頼み込んで嫁の許可が下りました。

半ば強引ではあったかも知れませんが・・・

帰りに、子供たちが好きなお菓子を買っていきましたよ!

子供たちは喜んでくれました!

その日の夜は私が2人をお風呂に入れましたしね!

 

そうやって、限られた時間で、育児参加はしているつもりなんですが。

参加できない時も、確かにありますけどね・・・

なるべく、参加したい、本当にそう思っているんですよ!

 

でも嫁の機嫌は、その日以来ずっと良くありません。。。』

 

師範

『参加したい、か』

 

門下生

『え?(キョトン)』

 

師範

『参加など、するな』

 

門下生

『・・は、ははっ! し、師範も案外硬派なところがありますねえ。

まるで昭和おやじの名残のような古い考え方ではないですか・・!

でも令和でその考えは、禁物ですよ(笑)』

 

師範

『誤解するな。

なんだ育児参加って。参加って。

まるで外部から途中で入ってくるみたいな、その呼び方は。

途中から入ってきて、また出ていきます、

フルコミットはしませんよ、とあらかじめ言い訳しているような。

 

2人の子供だろう。

育児参加、などではなく2人で一緒に育児をするんだ。

参加したりしなかったり、という話ではない。

君はもともとそこにいて、これからもそこにいるのだ』

 

門下生

『で、でも ゴルフは仕事上の付き合いのようなものでもあるし、

週末は常に家にいられるというわけではないですよ。

その点も、理解してもらわないと・・・!』

 

師範

『週末は100%家にいるべきなどと言っているわけではない。

君には、夫婦お互いの役割というものがよく見えていないようだ』

 

門下生

『・・・お互いの役割?』

 

師範

『週末にこそ君が果たすことの出来る役割は、存外に大きいものなのだよ』

 

門下生

『それはそうだと思いますが・・・果たすことのできる役割ですか、それはいったい何ですか?教えてください!』

 

師範

『奥さんを、支えることだよ。

いいか。父親と母親、果たせる役割は異なる。

君がどんなに頑張っても、母親になることはできないし、その必要もないんだ。

君は父親としての役割を2人で行う育児の中で果たす。

そして子供が幼少期の今、その役割として最たるものが、母親である奥さんを精神面・肉体面でガッチリ支えてやることなんだ。

週末ぐらいは3食を君が作って、奥さんの週末の負担を減らす、

多めに作っておいて、平日の負担も減らせればなお良いな。

子供たちを外へ連れ出して、つかの間でも一人時間を創ってやる、

逆に、奥さんを一人で外出させても良いかもしれない。

 

手段は色々と考えうるが、

平日、奥さんがどのようなことで疲弊しているか、

ストレスを抱えているのか、

ということを具体的に想像してみれば、見えてくるはずだ。

目的は奥さんの精神的・肉体的安定だ。

そこがブレなければ良い』

 

門下生

『育児における私の役割は・・・妻の精神的・肉体的安定・・・か・・・

考えたこともなかったです』

 

師範

『育児の主役は、行きつくところどうしても母親だ。これは間違いない。

子供には母性が必要不可欠だからな。

では主役の母親を、いつも安定させてやれるかどうか、それは名脇役たる君の心構えにかかっているのだ。

安定した母親に育てられる子供は安定するものだ。愛情をたっぷりと注がれ、自己肯定感も育まれていくだろう。

どうだ、君はやりがいのある重責を任されていることに、気づくだろう?』

 

門下生

『くっ・・・

(ゴルフ帰りにお菓子を買ってくるなど、小手先のやり方で子供のご機嫌取りをしていた自分を恥じている・・・)』

 

師範

『トライ&エラーの繰り返しになるかもしれない。

口で言うほどやさしいものではないからな。

だが、君がその様な心構えでいることを表明し、

表明通りに具体的な行動を繰り返していれば、そこに信頼が生まれるというものだ。

多少のエラーにも目をつむってもらえるようになるだろう。

たまのゴルフも、な』

 

門下生

『ハイ!!!(尊敬のまなざし)

 

・・・ところで、師範のゴルフのスコアはいくつでしたっけ?』

 

師範

『ベスグロ76だ』

 

門下生

『ひえ~~~~!!し、師範にどこまでも着いていきます!!!!(涙)』

 

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父親としても未熟者の筆者が、よく生意気にもかけた記事です。

恥ずかしさに、後で削除する可能性があります。

 

でも、『父親の育児参加』というワードは耳にするたびに違和感を覚えます。

『参加って何様だよ』と。

夫婦ともに子育て期のしんどい時期も含めて幸福度を上げるために、お互いを思いやる気持ちと、その気持ちからくる具体的な行動を大切にしたいですね。

そんな、自分自身への叱咤激励も含めての、記事でした。