まなび、かく、ブログ。

まなぶことは、生きること。

大量に行動し、それを習慣化する。その繰り返しで自信を手に入れる

『大量に行動し、それを習慣化する。その繰り返しで自信を手に入れる』

 

門下生

(始業の8時にバタバタとオフィスへ入ってきて)

『ギリギリセーフ!俺は滑り込みセーフの達人~!』

 

同僚

『何訳の分からないこと言ってるのよ(怒)

例の案件で突発の緊急事態が起きているから、さっそくこの作業にとりかかってちょうだい。今日はもたもたしている暇なんて1秒もないのよ』

 

門下生

『え・・・(緊急事態?困ったな。8時半の会議は急遽欠席するしかないかな。

午後から予定していた例のプレゼン作成にも影響しないと良いけど。。。)』

 

同僚

『さあさあ、手を動かす!』

 

門下生

『ひえ~~(大変な一日になるぞ・・・)』

 

・・・・・・・・・緊急案件が一段落したところで・・・・・・・・・・

 

師範

『朝から騒がしかったな』

 

門下生

『もう大忙しで、午前中一度もトイレに行けなかったぐらいです!ああいった緊急案件が突発で起きると、一日の計画がまるで台無しですよ!』

 

師範

『計画?』

 

門下生

『そうです、計画です。結局午前中に出席を予定していた2つの会議にはドタキャンするような格好になってしまいましたし、その結果他部署にも迷惑をかけてしまいました』

 

師範

『厳しいようだが、自業自得だ』

 

門下生

『え・・・・(固まる)』

 

師範

『始業時間の8時ちょうどに出社しているようでは、あまりにも遅すぎる。

今回のような突発の問題の存在を、始業時間を過ぎてから知らされているようでは、対応が全て後手後手になってしまうだろう。

それは、計画とは言わない』

 

門下生

『で、でも、僕の他にも多くの人が、始業時間ギリギリに出社しています』

 

師範

『君には《その他多くの人》から抜け出してほしいから、こうして指導している』

 

門下生

『そのお気持ちは、素直にうれしいです。では一体、何時に出社すれば良いのでしょうか?』

 

師範

『始業1時間前。遅くとも30分前。これは自分の中のデッドラインだと考えてよい』

 

門下生

『・・・で、でも、バタバタしないために朝早く来てがんばれだなんて、体育会系の精神論ではないですか?このご時世、ブラックな考え方とも取れますよ?』

 

師範

『その考えとは真逆だ。

朝一に、色々な案件の状況を把握し、優先順位付けをしっかり行い、その日の予定を行動ベースまでしっかり落とし込むことができれば、そのあとの業務は格段に効率的になり、無駄な消耗を回避できるのだ。

朝早く出社して、1日を俯瞰して見て、計画を立てる時間に使うのだ。

例えば今日の場合でも、

事態をもう30分早く掴めていれば、朝の会議のリスケを提案する、代理を立てる、自分の意見を箇条書きにまとめファシリテータに送付しておくことで欠席によるロスを最小化する、

など取れる手段は拡がったはずだ。

 

結果として夜は無駄な残業をすることなく、ワークライフバランスも安定させることができる。

朝一の30~1時間は、それだけ大きな意味を持てるものなのだ』

 

門下生

『・・・(固まる)・・・では、師範はどのような朝の時間の過ごし方をしているのですか?』

 

師範

『私はここ7年間変わらないルーティンがある。

5時に起床し、5時半~6時15分までスポーツジムで軽めに汗を流す。

その間はオーディオブックで学びの対象となる本を3倍速で速聴だ。

6時半に会社の駐車場に着き、車内でクラシック音楽をBGMに英語の音読を15分行う。感情を込めて大声でな。

その後、会社のカフェテリアでオートミールやフルーツを中心にした朝食をたっぷり食べてから、歯磨き、手洗いを済ませ、7時25分には自席に着いている。

そこから8時までは、先ほど言ったように計画や戦略を練るなど、考えを巡らせる時間に充てるのだ』

 

門下生

『早朝から、行動力が半端ないですね』

 

『しかも7年間変わらないルーティンって・・・どうしてそんなに努力し続けられるのですか???』

 

師範

『私は努力していると思ったことはない。ただの習慣だ。

君が毎朝歯を磨くように、ごく当たり前のこととして行動しているだけだ』

 

門下生

(今朝、大寝坊したことで、朝食を取らず、歯も磨いていないことを思い出し、恥ずかしさでいっぱいになりながら)

『でも、モチベーションが必要です!当たり前のことと言われても、大きなモチベーションがなければ、そのような行動を何年も繰り返すことはできませんよ!』

 

師範

『モチベーション・・? それって、食べられるのか?美味しいのか?(ニヤリ)』

 

門下生

『師範・・・からかわないで下さい!?

あの有名なモチベーションですよ。モチベーションとやらがなければ、行動を開始して継続することは難しいと思うのです。どうしたらモチベーションを高く保てるのですか?』

 

師範

『ふふ・・

根本が間違っているな。

行動を起こすのに、モチベーションなどは100%関係ないのだよ。

 

必勝鉢巻を頭に巻いて、鼻息荒く仕事をこなしても、

能面のように無表情に淡々と仕事をこなしても、

アウトプットが同じなら、同じ評価が下されるべきだ。

傍から見れば、前者のほうがとてもモチベーションが高そうに見えたとしても、だ。』

 

『つまりこういうことだ。

モチベーション、などという実態の分からない概念についてごちゃごちゃ頭で考える前に、

自分がとるべき行動にフォーカスして、それをプロとして着実に遂行せよ、ということだ』

 

門下生

『行動に・・・フォーカス・・・』

 

師範

『そう。

この世は、思考の星ではなく、行動の星。だから行動を起こすことでしか何も変えることはできない。

私の朝の過ごし方も、運動をする=健康維持、速聴する=学びをインプットする、英語を音読する=英語スキルを磨く、朝食をしっかり摂る=健康管理と活力補給

といった目標に紐付いた行動にフォーカスして、特にモチベーションを奮い立たせることなく、淡々と継続しているだけのことなのだ』

 

門下生

『正直、考えたことのなかった発想です・・・

それらの行動によって、最も、得られるものは何ですか・・・?』

 

師範

『自信だよ』

 

門下生

『じ、自信・・・ (私はいつも、どこか自信がない。師範はそれを見透かしている・・・)』

 

師範

『自分の決めた目標に対し、今日も自らの意思で行動を起こしている、そしてそれを継続している、という事実は、自らの自信となって蓄積されていくのだ。

今日も自分に対して正直だった、今日も自分の目標に一歩近づいた、という実感がそうさせる。

そしてそれは君も今日から始められることなんだ。何せ、モチベーションなど、100%関係ないのだから(ニヤリ)』

 

門下生

『ハッ・・・・』

(脳天に落雷したかのような衝撃を覚える、

そして、その日から彼の行動は見違えるように変わっていった)』

 

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